毎月2回以上は博物館へ足を運ぶ私と息子。海や環境のことを学べた静岡の博物館をまとめてみました。言わずと知れた名所から少しマニアックなところまで東京編に続き今回は静岡編をご紹介します!
◆静岡編
→東海大学海洋科学博物館
→東海大学自然史博物館
→清水すしミュージアム
→静岡県登呂遺跡博物館
東海大学社会教育センターが社会教育活動の一環として運営している博物館で、1Fが水族館部門、2Fが科学博物館部門となっています。ここは私の中で海が学べるベスト1博物館!そこまで広いわけでは無いのですが、海にまつわる充実度が素晴らしく、まるでリアルな海の科学図鑑といった感じです。
水族館部門には大型水槽がどーーーん!外には津波発生プールがあり、1日に何回か津波実験を見ることが出来ます。
1Fには「リュウグウノツカイ」や「ラブカ」の標本が研究成果と共に展示。深海生物の標本が壁一面にズラリと並び、学びのパネルも読み応えバッチリ。わかりやすく面白くまとめられてしました。水族館のバックヤードも覗けますよ。
2Fへ進むと、海岸・波・海底・資源・発電・深海のことが、実験装置や現物見本などと併せて展示されています。
息子がハマったのは海の研究所。ここに1時間以上滞在していました。「博けん箱」という様々な研究素材が入っている箱があったり、顕微鏡でラブカの皮膚や真鯛の鱗、耳石、歯などを顕微鏡で観察したり、海関連の新聞切り抜きや図鑑も豊富です。
標本や骨格の展示、実験の展示があるほか、海の生きものをモデルにしたメカニマル(メカ+アニマル)も居ました。自分で操縦したり動きを観察したり出来ましたよ。比較的空いているので、順番待ちも極わずか。色々な体験をスムーズに楽しむことができ、海好き・科学好きな子は1日過ごせると思います。
<メモ>
実は…2023年3月31日で一般の有料入館が「終了」となります…。1Fの水族館エリアだけ完全予約制の無料見学として受け入れるそうですが、私と息子が本当に素敵だと思ったのはこの2Fの科学博物館エリア。残念で残念で仕方ありません…。月に1回の開放でも、価格アップでも良いのに…。と、本当に受け入れ難く、悔やまれます。本当に素晴らしい施設です!3末までもう一度絶対に行こうと思います。ご都合つく方は是非訪れてみてください!
食事:レストランやカフェ等なし。再入場不可。お弁当等の持ち込みOKですが、飲食は屋外のテントスペースのみ。おにぎりとお菓子を持ちつつ、ブランチを食べて11時半頃から挑むとちょうど良いかもしれません。(近隣にレストラン少ないです。要注意)
アクセス:清水駅からバス。エスパルスドリームプラザ前から水上バス。車が便利ですが専用駐車場なし。目の前の有料駐車場を利用します。
→東海大学海洋科学博物館 公式サイト
東海大学海洋科学博物館に併設している博物館。1Fは静岡県の自然、2Fは中生代の海や氷期、哺乳類の世界が広がり、3Fは恐竜エリアになっています。
2Fには、中生代に海で暮らしていた魚竜やくびなが竜などが紹介されていて、骨格標本なども見ることができます。さっきまで現代の水族館にいたので、なんとも不思議な感覚で眺めることができます。アンモナイトの化石には実際に触れることもできました!
約5億4200万年前の古生代に生きていた海の生物たちの化石も展示されています。本物なのだろうか?と目を疑うほど美しく残っている化石の数々には感動。神秘を感じました。そしてこの流れからの海ごみ…。小さなコーナーでしたが、心には大きく響きました。
<メモ>
こちらは2023年3月31日で丸っと一般の有料入館が「終了」となります…。海の化石とても素敵だったのでこちらも残念でなりません。
食事:レストランやカフェ等なし。再入場不可。
アクセス:東海大学海洋科学博物館と同じ敷地内で隣接しています。入口は別ですがチケット売り場は兼用で共通券あり
→東海大学自然史博物館 公式サイト
エスパルスドリームプラザの一画にある施設です。プラザ内にある清水すし横丁でお寿司を食べる前に立ち寄ってみました。
スペースは狭いですが、江戸の街並みがあったり、お寿司の歴史、種類、魚のアレコレなどが分かりやすく展示され、とても楽しかったです。知識を持ってから食べるお寿司はまた格別ですね。
また、エスパルスドリームプラザの目の前には、「清水港テルファー」という登録有形文化財が。昭和3年に建設された海運と陸運を結ぶ鉄道施設で、運転手室が付いたホイストクレーンが懸垂し木材積込をしていたそう。マニアックですがカッコいいですw
<メモ>
食事:ミュージアム内での飲食は禁止ですが、エスパルスドリームプラザには清水すし横丁があり、回転寿司から居酒屋系、少し高級お寿司屋さんまでが軒を連ねています。
アクセス:JR清水駅から無料シャトルバス
→清水すしミュージアム 公式サイト
登呂遺跡の博物館。弥生時代の住居や倉庫などが再現され、火おこしや田植えなども体験できます。
海直接の展示などはありませんが、弥生時代の食や漁など海との関わりを知れて面白かったです。
<メモ>
食事:レストランなし。野外の登呂遺跡、博物館1階(体験展示室を含む)、屋上テラスは無料で出入り自由。博物館2階は、観覧券必要で再入場不可。
アクセス:JR静岡駅からバスで約10分
→静岡県登呂遺跡博物館 公式サイト
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