レポート

行ってみた・やってみた!サンシャイン水族館ゾクゾク深海生物2023

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行ってみた・やってみた!

サンシャイン水族館ゾクゾク深海生物2023

東京池袋にあるサンシャイン水族館で行われている、ゾクゾク深海生物2023(〜2023年3月12日まで開催)。サンシャイン水族館では、駿河湾を中心に深海生物調査や水中ドローンを用いた生物や環境の調査に取り組んでおり、今回は深海から採集した生き物や迫力ある標本・映像を展示公開しているとのこと!目玉は2022年9月、駿河湾焼津沖の深海で採集した大型の深海生物「ヨコヅナイワシ」の冷凍標本!どんな深海世界を見ることが出来るのか!?早速行ってきました。

訪れたのはイベントが始まった翌週の日曜日。イベントに合わせ期間限定で深海Ver.になっているというバックヤードツアーにどうしても参加したく、水族館が開園する30分前の9時半に到着。まだ人がほとんどいない中、ツアーガイドの整理券列には一番乗りで並べました。

開園15分間になると人がググッと増え、振り返るとツアーガイドの列も10名越え。バックヤードツアーは11時からと14時からの1日2回、定員制なので、イベント中の週末はあっという間に定員になってしまうようです。参加したい方は早めに到着するのがベターですね。(定員数は状況を見ながら若干フレキシブルな気がしますが少人数です。詳しくは水族館にお問合せください)

<第1章 深海の入口>

11時のツアー開始時間まで時間があるので早速水族館の中へ。もう人がだいぶ並んでいます! 入るとすぐに「ゾクゾク深海生物2023」の看板!

まずは、調査ミッションノートをGET。クイズラリーになっており、調査ミッションをクリアすると、オリジナルのカードがもらえます。深海の謎について動画を見ながら深海世界へGO。

調査に使った水中ドローンがお出迎えしてくれました。思ったよりもコンパクトです!
で!え!?コントローラーが!?パネル説明も分かりやすく面白いです。「これまでの道のり」 「2022年のプロジェクト始動」これらのパネルもじっくり読みたかったのですが、混雑していたので、とりあえず写真だけパシャリ。やっぱり平日来れば…と悔やまれながら前に前に進みます。

わ!トリノアシ!キレイです。クマサカガイもいた事を、後から知ってガーン。隠れ上手で気づけませんでした…(涙)。ミカワエビ、ミドリフサアンコウもいましたが こちらもあまりゆっくり見れず…。後ろ髪を引かれつつ渋々と前へ進みます。

<通常展示のサンゴ水槽>

こちらは深海ではなく、サンゴの水槽(左)。ゆらゆら揺れるサンゴと、チンアナゴをずっと見ていられる癒しスポットです。他の水槽のサンゴは人工物が多いですが、この水槽のサンゴは本物。隣の水槽には恩納村と行っているサンゴプロジェクトのサンゴを育成中です(右)。ここは万が一混んでいても、是非少し立ち止まって、じっくり眺めて欲しい水槽なので紹介しました。続いてイワシ水槽などもありますが、本日はツアー時間もあるのでここはワープして、次の深海コーナへ足を運びます。

次に出てきたのは、通常でも展示されている冷たい海からの深海水槽。サギフエ君、オオグソクムシちゃんの他に、イガグリガニ君も居ます。めちゃくちゃカワイイ!!!!!!つんつんしたい…。

<第2章 深海のアイドル>

海のキッズサポーター

きました!メンダコちゃん。でも残念ながら標本のみ。確か生きている子も居たのですが、どうやらあまり調子が良く無いらしく1月20日より一旦展示終了となっているそう。会えないのは残念ですがまた元気で可愛い姿で戻ってきて欲しいです。

実はここで標本となっていたメンダコちゃんは、昨年の冬〜春にかけて飼育されていた子。2021年12月25日に駿河湾沼津沖で採集し、同日よりサンシャイン水族館での飼育を開始。飼育期間としては、78日間という国内最長展示記録だったそう。実は私、生きているメンダコちゃんに会えたのはこの子が初。なんとも愛らしい姿だったことを思い出しました。 →生きているメンダコちゃんの写真や映像はこちら

海のキッズサポーター

コーナーを抜けると今度は大水槽。いつもはここでものんびり過ごしますが、本日はスルーしていきますw

海のキッズサポーター

すると見えてきました!ソコボウズ!…え!?違うの?どうも新種らしいです。冷凍されてますが、迫力満点。ガラスケースなどに入っておらず、直近で皮膚をじっくり見ることが出来ました。

海のキッズサポーター

続いてラブカ。何度か見ているラブカの剥製ですが、個体によって雰囲気が異なりますし、何度見てもやっぱりドキッとします。歯がすごいんですよね。目も強烈。好き。

 

<第3章 深海2,000Mのトップ>

海のキッズサポーター

そしてイベントのメイン。日本初公開のヨコヅナイワシです。ガタイが良くて本当に強そう…。さすが駿河湾深部の生態系頂点。135cm以上の迫力を感じます。

海のキッズサポーター

この皮膚感!実際に見るともっとゾクゾクしますよ。

海のキッズサポーター

採集レポートや定点カメラレポートなどのパネルも読み応え十分!面白いです。採取の瞬間はサンシャイン水族館のYouTubeにもあがっています。
→幻の深海魚!採集の瞬間!はこちら

 

<第4章 海洋ごみの脅威>

海のキッズサポーター

出口間際の小さな一角ですが、深海でのごみの実態にも言及していました。水族館で海ごみ問題を考えると、胸が苦しくなりますが、とてもとても大切なこと。癒された分、しっかり心に刻んで行きましょう。

海のキッズサポーター

さて全部見終わったかな?と思ったら大間違いです。入口の向かいの特設会場ワクワク深海ランドにも足を運んでください。最速ハンターと言われるミツクリザメ君と、リュウグウノツカイ君の標本が展示されています!リュウグウノツカイ迫力あります。

 

<バックヤードツアー>

そんなこんなで、バックヤードツアーのお時間。ここからは普段入れないバックヤードの世界へ。飼育員のお兄さんが案内してくれました。まずは通常通りのバックヤードツアー。大水槽の上に案内してもらい、餌の学びクイズ等をしてもらいます。

そして念願の深海コーナーへ!ヨロイザメ、エドアブラザメ、ラブカ、フトツメザメ、ヘラツノザメ、ユメザメ、6種類の深海ザメちゃんたちがずらり!

この子たち、触ってOKなんです。まだ氷が皮膚に付いている子もいましたが、鮫肌をリアルに触れて感動。頭から撫でるとゴワザラっとした感じですが、少しでも逆なでしようとすると、手に引っかかって撫でられない感じ。

ユメザメちゃんが1番鱗感があり、ザラザラしていてまさに鮫肌!という感じがしました。

ヨロイザメ君は、見るからに恰幅が良く、サメというよりも古代魚という感じがしました。いずれの子たちも鼻を近づけると若干特有の(?)匂いはしましたが、普通にしていれば気になる臭さはありません。

フトツメザメちゃんの角!すごい!

その他、タカアシガニ君の爪や、イガグリガニ君の標本、深海では無いですがカブトガニちゃんやオオカミウオちゃんの骨などもじっくり観察でき、とても貴重な時間を過ごせました。というかもっとゆっくりここに居たい…。期間中にもう一度行きたいですw

皆様も是非この機会に行ってみてくださいね。オススメです。

海と日本プロジェクトでも美しい海を守るべくさまざまな活動を行なっていきます。皆様も是非共有していってください。活動情報はSNSでお知らせしています!

海プロ東京Twitter: https://twitter.com/umiprotokyo

 

ゾクゾク深海生物2023公式ページ

イベント情報やみどころなどをまとめています。イベントに行く前にチェックしてください。なお、現在サンシャイン水族館は予約制となっています。ホームページでご確認の上お出かけください。

 

 

 

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