番組情報

緊急SOS 海のごみぜんぶ拾う大作戦 第3弾<WEB版前編 スポごみワールドカップ>

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緊急SOS 海のごみぜんぶ拾う大作戦 第3弾

2023年10月9日放送

WEB版前編 スポごみワールドカップ

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800万tこの数字は、1年間で海に捨てられるプラスチックごみの量だ。現在のペースで増え続けると、2050年にはごみが魚の量を上回ってしまう。2年前、海洋ごみの実態を探るため東京湾を大調査。海底には予想を超えるごみの量があり、45分の調査でなんと150キロ!

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さらに昨年、年間4500tのごみが流れ込むという瀬戸内海を調査した際は、漁で使う底引き網で海底をさらってみると、魚よりごみが多く取れた。

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そして、長崎県対馬で海岸のごみ拾いを行うと、海外から流れ着いた大量のごみを目の当たりにした。今この瞬間にも増え続ける海ごみを放置しておくわけにはいかない。

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緊急SOS海のごみぜんぶ拾う大作戦第3弾。ナビゲータは、「池の水」メンバーの田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)と、田中直樹さん(ココリコ)。専門家ゲストとして、海ごみの現状に詳しい日本財団の海野常務にお越しいただいた。

 

スポごみワールドカップ

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前半は、世界的なごみ問題に警鐘を鳴らすべく、日本財団が開催した「スポごみワールドカップ」の密着から。スポごみとは、制限時間内に回収したごみの重さでポイントを競う日本生まれの新スポーツ。2023年は世界21カ国での予選におよそ5500人が参加。11月には日本での決勝戦が行われた。

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密着したのは、オーストラリア・シドニー。マンリービーチでの予選。アンバサダーとして日本から駆けつけたのは、オリンピック4大会連続出場、四つのメダルを獲得した元競泳選手の松田丈志さんだ。

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選手たちはどういう思いで大会に参加したのか、松田さんがインタビュー。「地球を綺麗にして、地球温暖化に貢献したい!」と、小さな男の子。「素晴らしいイベントだと思うわ!スポーツをしながら地球を救うことができて嬉しい!」と、女性。

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ごみを拾うエリアはビーチと街の中。周囲およそ8キロ。制限時間1時間の熾烈なバトルだ。獲得ポイントはごみによって変わる。拾いやすい燃えるごみは100g10ポイントに対して、小さくて集めづらいタバコの吸殻などは30倍と高得点だ。

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しかしなぜ「スポごみワールドカップ」を開催したのか?「海洋ごみ、実は8割が陸で発生したごみなんです。これを食い止める最後の砦がごみ拾いだと思うのですが、単調なので長続きが難しい。そこで面白く楽しくということで、ごみ拾いとスポーツを組み合わせたのが、このスポーツごみ拾いなんです。」と、海野常務。

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「なるほど!環境問題や海ごみへポジティブに向き合えた方が、関わる人が増えていきますもんね。」と、田中さん。

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大会当日の朝、松田さんが競技エリアを事前調査すると…。シドニーの街にはたくさんのごみ箱が並んでいた。メインストリートにはおよそ400mの間に10個以上設置。中でも多いのが、赤色の「一般ごみ」と黄色の「リサイクルごみ」。オーストラリアではリサイクル用は細かく分かれておらず捨てやすい。分別は回収後に業者が行うことになっている。「目立ったごみは落ちてない。綺麗にしてあると感じます!」と、松田さん。

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さてここで松田さんからのクエスチョン。街なかに設置されている緑色のごみ箱は何を捨てるごみ箱でしょうか?正解は「木々や落ち葉」。というのも、オーストラリアは農業大国で国土のおよそ5割が農用地。2021年には小麦の輸出量で世界2位となった。集めた緑は堆肥として再利用。農家に販売されるのだとか。

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そして、いよいよスポごみワールドカップ予選。ビーチにもたくさんの人が。「ビーチに沿ってごみを集めてから公園に行く作戦だよ!」と参加者。食品関連のごみが多いようすだ。

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街の目の前に広がる海の中を覗いてみると、青く透き通った楽園が!しかし街から生活ごみが海に流れ出ると、この生物たちにも影響が出てしまう。

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一方、街中では。ごみを見せてもらうと大量のビン。草むらの中にあったそう。別のチームは駐車場にロックオン!参加チームそれぞれが、草や車の後ろなど人目につかない場所に捨てられた多くのごみを集めていく。

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実は松田さんも、2ヶ月前にお台場で開催された東京予選に競泳仲間と出場していた。東京予選には54チーム、総勢147人が集まった。松田チームも優勝を目指しごみを探す!すると、タバコの吸殻が次から次へ。他のチームも、やはりタバコ・タバコ・タバコ…。

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「喫煙者の人のポイ捨て本当にやめてほしい!」と、淳さん。「本当!大人が捨てたタバコを子供が拾ってるから!あれほど胸が痛くなる時ないですよね!」と田中さんも怒りを露わに。

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普段は気が付かないが、歯ブラシ、電球など、街のいたるところに凄いごみが。大量のごみ袋を持つ子供たちの姿。今回の東京予選で回収したごみの量は、全部で113キロだった!

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一方オーストラリアでも、やはりタバコのポイ捨てが多い。「実はオーストラリアって煙草が3000円位するんですよ。それでもあれだけある…。」と、海野常務も眉を顰めた。他の参加者の袋の中を見てみると、どのチームもとにかくすごいごみの山。

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1時間で集まった総重量は、東京越えの158キロ!そして優勝したのはこのチーム!「本当に楽しくて楽しくて、優勝するなんて思ってなかった。」と優勝者。日本での決勝戦頑張ります!と、笑顔に溢れていた。

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ワールドカップ予選、他の国ではどうだったのでしょうか。回収量が一番多かったのはマレーシアで、300キロを超えていたそう。一番少なかったのはスウェーデン。確かにイメージできる。

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「スポごみワールドカップ第2回!僕も参加します!」と、淳さん。田中さんとは別チームで戦おうと、盛り上がっていた。来年が楽しみだ!!!

 

海洋プラ研究をする高校生

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緊急SOS 海のごみぜんぶ拾う大作戦 第3弾。
後半は、海に流れてるプラスチック素材の研究で受賞多数という、環境問題に取り組むスーパー女子高生の取材!

→ 緊急SOS 海のごみぜんぶ拾う大作戦 第3弾<WEB版後編 海洋プラ研究をする高校生>

 

<過去の放送>

→ 緊急SOS 海のごみぜんぶ拾う大作戦 第2弾<WEB版前編 瀬戸内海篇>

→ 緊急SOS 海のごみぜんぶ拾う大作戦 第2弾<WEB版後編 長崎県対馬篇>

  • 「緊急SOS 海のごみぜんぶ拾う大作戦 第3弾<WEB版前編 スポごみワールドカップ>」
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