番組情報
2024.02.23

みんなのあおいろ・30分スペシャル!北海道と海の未来篇 〜WEBまとめ前編〜

みんなのあおいろ30分スペシャル!
2024年2月23日(金・祝)放送

北海道と海の未来篇 〜WEBまとめ前編〜

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海と魚が大好きな中学生が、水族館の特設展示をプロデュース?!水族館からのオーダーは「北海道の未来と海の未来を考える展示」。身近な魚を通して海の未来を考え、中学生ならではの目線と発想で、ユニークな展示を作りあげました!

3人の中学生に水族館から展示依頼!

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2023年11月。都内の会議室に3人の中学生が集められました。彼らは日本財団 海と日本プロジェクトが主催している“海洋インフォグラフィックコンテスト”で好成績をおさめた、海と魚が大好きな中学生、名付けてレジェンドキッズ。

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メンバー1人目は、埼玉県在住 三輪風乃衣(みわ かのい)さん。海の生物への愛が深く、環境を守る為に自身でごみ拾いサークルを立ち上げ、企業・行政を巻き込んで活動しています。

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2人目は、群馬県在住 萩原竜誠(はぎわら りゅうせい)さん。フィールドワークで培った知見から海洋エネルギーや、3Dモデル作成など、研究の幅を広げ精力的な活動を続けています。

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3人目は、東京都在住 鈴木瑛梨花(すずき えりか)さん。オーストラリアやアメリカで海に関する国際的な課題研究に参加し、グローバルな視点と語学力を合わせ持つ中学生です。

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この3人の中学生に、北海道の水族館AOAO SAPPOROさんから「魚を通して北海道や海の未来を知ってもらったり考えてもらえる、子どもたち向けの特設展示プロデュースをしてもらいたい!」という依頼がきたのです。

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AOAO SAPPOROとは、2023年7月にオープンした都市型水族館。「生命のワンダー みえないものがみえてくる」をテーマに、水辺の生物たちや大自然の素晴らしさを発信している水族館です。素敵な依頼に3人は快諾しました。

 

展示のテーマを考える

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さっそく展示のテーマに何を選ぶか、山内館長に北海道の海問題をヒアリングしはじめました。すると、むかわ町のシシャモ問題を教えてくれたのです。

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むかわ町は北海道でも指折りのシシャモの名産地。全盛期には年間で200トン以上の水揚げがありましたが、近年は漁獲量が激減し、2022年の漁獲量はわずか64キロ。資源を回復させるために、2023年の漁を中止するまでの状況に陥ったそう。

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それを知った萩原さん。「食卓から、そういう魚が消えてしまう!という視点での展示はどう?」と、アイデア提案。「自分ごととして捉えられそう」「子どもたちにこの生物に生き残ってほしい!感じてもらおう!」と、話がまとまってきました。水族館で、身近な食材を入口に未来の海を考える!ユニークな展示になりそうです。

 

北海道・むかわ町でフィールドワーク

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シシャモへの興味が沸いたレジェンドキッズ達は、シシャモの名産地、北海道むかわ町に向かいました。山内館長案内のもと、まずは漁協で情報収集をします。

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すると…!むかわ町で獲れるシシャモは、北海道の太平洋沿岸だけに生息する固有種で通称 「本ししゃも」。 実は全国で売られているものの多くは「カラフトシシャモ」という全く別の魚だったということが分かったのです。

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ではどうして減ってしまったのでしょうか。教えてくれたのは鵡川漁業協同組合事業指導部長の圷(あくつ)さん。研究機関でも分かりかねているそうですが、近年は海水温が上がった影響が大きいのではないかと言われているとのこと。シシャモに適した海水温は大体15度以下なのだそうです。

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シシャモの生態について学んだあとは、2022年にできたばかりの人工孵化施設へ。この施設は近くを流れる一級河川の鵡川の環境を再現。むかわのシシャモの安定的な資源確保を目指し、事業費およそ8億円をかけ建設されました。泳ぐシシャモを見ることが出来て3人は大興奮。

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そして最後に訪れた場所は、北海道で獲れたシシャモのみを扱う専門店、カネダイ大野商店。お店のご好意で、シシャモを試食。「美味しい!」「すごくジューシーなんだけどカリカリしてる!」と、本物の味覚を味わうことが出来た3人。充実したフィールドワークを体験できました。

 

テーマの決定と展示案

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むかわ町での調査を終え、AOAO SAPPOROに戻った3人。展示のメインは、やはりシシャモでいこうとなりました。食材としては有名だけれど、実はよく知られていないというシシャモの生態。どのように表現するか具体的なアイディアを出し合います。

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「インフォグラフィックと、水温に触れ合うなどのインタラクティブ(双方向型展示)も…」と、鈴木さん。早速、水族館のバックヤードで展示に使えそうなアイテムを探します。

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続いては展示スペースの下見。どのようなレイアウトにするのかもプロデュースの大事な仕事の1つです!導線を考えながら意見を出し合う3人。初めての経験なので試行錯誤です。

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プレゼン・展示まで、あと1ヶ月。3人は展示ポスターにするインフォグラフィックを作ること、展示の配置案を考えてくることを、お互いの宿題にして東京へと戻りました。

続いてはいよいよ制作作業!!展示の様子や初日のプレゼン、参加者の声などは、WEBまとめの後半編でご紹介していきます!
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北海道と海の未来篇 〜WEBまとめ後編〜

みんなのあおいろ30分スペシャル 番組アーカイブ<COMING SOON!>

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