皆さんは大阪万博に行きましたか?ブルーオーシャンドームや、オーストラリア館ポルトガル館など、海に纏わるパビリオンも多かった印象です。
「さまざまな地球課題、社会課題をどう乗り越えるか」を提案する、未来の都市パビリオンでも海に関わる展示がありました。
こちらは未来の船を紹介していたMOL商船三井ブース。この船は風を利用して走る、ウィンドハンター。令和の帆船なんです!
実はウインドチャレンジャープロジェクトという風力補助推進システムは、2022年より既に運用中。(写真は商船三井お仕事探求Book)
更なる高度技術を適用したのがこのウィンドハンタープロジェクトなんです。「風で走り、海水から水素をつくって、陸で使うエネルギーとして送り届ける」というコンセプト!燃料補給なしで世界中に貨物を運べ、温室効果ガスも削減出来たら…すごい!
ブースではうちわが配布され、皆んなで風を送る体験もしました。風を送るとシミュレーション航海が始まり、模型の帆が拡縮・回転して発電から水素を生産、供給する仕組みを学べます。実現が楽しみですね。
さて、こちらは、未来の水中工事。青木あすなろ建設とコマツの共同ブースです。最新の自動制御・ICT機能を備えた超遠隔操作の電動式・水中施工ロボットで未来の水中工事を目指しているのだそう。水中施工ロボットの巨大模型も展示されていました!
ブースでは水中施工ロボットが活躍する「未来の水中工事」をスクリーンにて紹介。なんと水深50mまで潜れるのが目標だとか!災害復旧対応だけでなく、藻場や干潟の生成への活躍も期待されます。
入口の床には足跡を水中施工ロボットが追いかける演出もあり、子ども達が喜んでいました。海を守り海と共存するための水中施工ロボット。未来の活躍が楽しみですね。
最後に大屋根リングから見た大阪湾に沈む夕陽をどうぞ。未来の海も美しくありますように!
<参照>
→商船三井ウィンドハンタープロジェクト