レポート

<海のキッズサポーター>お友達とごみ拾いサークルを立ち上げ!市長や企業も巻き込んだ一歩先の取り組みにチャレンジ中

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海のキッズサポーター

お友達とごみ拾いサークルを立ち上げ!
市長や企業も巻き込んだ一歩先の取り組みにチャレンジ中

海のキッズサポーター

日本各地の「海に興味・関心がある子どもたち」と一緒に海のミライを考えるプロジェクト“海のキッズサポーター”。今回は埼玉県戸田市在住の小学6年生をご紹介します。彼女の海に対する想いや海に携わる活動をご覧ください。

 

今までどのような経験をされましたか?

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2021年の海洋インフォグラフィックコンテスト

2020年冬。行きつけの未来屋書店さんで「海洋プラスチック汚染」という本のイベントがあり参加しました。作者のJAMSTEC研究者・中嶋亮太さんから、海洋問題の重要さや重大さを聞き、衝撃を受けました。今まで「好き」という気持ちでしか見ていなかった海に対して、守るためには自分に何ができるだろうと考えはじめるようになりました。

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そんな時に出会ったのが「海洋インフォグラフィックコンテスト」です。このコンテストに参加することで、海洋問題解決の糸口が見つかるのではないかと思い応募を決意。「海洋生物は苦しんでいます」というテーマで、海のいきものたちを守るためのレポートを書きました。しかし、海洋問題は学べば学ぶほど、問題が地球規模で、手に負えないほど大きくなっていることを知り愕然としていました。

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作品はノミネートにまで進み、御茶の水美術専門学校のお姉さんがインフォグラフィックポスターに仕上げてくれました。テレビ番組や展示を通して、海洋問題や海への想いを多くの人たちに伝えることが出来、とても嬉しかったです。また、作品は学校にも掲示してもらうことが出来、先生方や友人にも海の問題を伝えることが出来ました。

 

ごみ拾いサークルの立ち上げ

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しかし、伝えるだけではなく、自分自身でも何か行動を始めたいと思いはじめ、2021年10月、私のポスターを見て海洋問題に興味を持ってくれた友達と一緒に、ごみ拾いサークルを立ち上げることにしました。

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私達の住んでいる埼玉県戸田市には、荒川第1調節池という水害から守ってくれる場所があり、普段は彩湖・道満グリーンパークという公園として使われています。この場所を自分たちのごみ拾いの場所として選びました。理由は、東京ドーム14個分という広さの公園なので、色々な場所にごみがポイ捨てされていたこと。そして、この調節池は荒川と繋がっているため、東京湾にも繋がっていて、私たちの海洋問題はここから始まっていると感じたことです。

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サークルの名前は、ニュージーランドに住んでいる同じ歳の友達が「海外でもカッコよく聞こえるというように!」と、考え、“Epic Enviro Buddies” 略してE.E.B.と名付けてくれました。意味は「最高の環境を作る仲間たち」です。

 

2022年の海洋インフォグラフィックコンテスト

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サンシャイン水族館へは良く行くので年パスを持っています。2022年3月に「サンゴプロジェクト」という、サンゴを守る活動のイベントに参加し、後日、サンゴに詳しい鶴橋飼育員さんともお話しする機会が持てました。

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そこで、「水族館の仕事とは、海の生き物に興味を持ってもらう事は勿論、環境問題や生き物を愛する気持ちを伝えていくことも大切なんです」と、鶴橋さんから教わり、日焼け止めがサンゴに及ぼす影響も教えてもらいました。この時点では、まだ2022年の海洋インフォグラフィックコンテストの開催は発表されていなかったのですが、もし開催されたら、この日焼け止めをテーマに応募しよう!と決め、調査を始めました。

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調べれば調べるほどサンゴ問題はとても深刻でショックを受けましたが、その分、少しでも多くの人に問題が伝わってほしいと願いレポートをまとめました。コンテストでは特別賞もいただくことが出来、昨年以上に喜びが溢れました。

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また、サンシャイン水族館のサンゴプロジェクトでは、水族館で育て殖やしたサンゴを沖縄の海へ還す「サンゴ返還プロジェクト」も行なっています。いつかは沖縄の海に潜って、実際のサンゴを見てみたいという夢も出来ました。

 

うなじぃ調査隊や、漁業組合での学び

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2022年夏休みには海プロ埼玉さんの「うなじぃ調査隊」にも参加し、ウナギの生態や養殖について学ました。また、彩湖自然学習センターでの投網体験がとても楽しかったので、埼玉南部漁業組合に入り、色々な網の使い方を教えてもらっています。初めて参加した時は、刺し網・かご網などをあげて、ウナギやハゼ等を観察することができました。

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漁業組合では船にも乗せてもらいました。いつも陸から見ていた荒川の真ん中を走ることができ最高に気持ち良かったです!漁協の会長さんや組合員さんに「最年少で船舶の免許取ってね!」と、よく言われるので、16歳になったら頑張りたいと思います。

 

現在の活動について

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ごみ拾いサークル

最近の一番のニュースといえば、戸田市の菅原市長と繋がれたことです。まず、ごみ拾いサークルE.E.B.だけでは解決できない問題。例えば、不法投棄や、公園管轄外の場所にもごみが多くあり、拾うに拾えなくて困っていたこと。そして海洋インフォグラフィックコンテストの作品を市の施設に展示してもらいたいという想いもあったため、菅原市長に思い切って手紙を書いてみました。するとなんと3日後にご連絡をいただき、翌月には市長のご家族と一緒にごみ拾いが出来ました。

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さらに、11月には環境フェアでコンテスト作品を展示してもらえ、その翌週にはごみ拾いの問題解決や今後の提案。12月には期間限定で市役所や市長室作品を展示してもらえました。菅原市長は、びっくりするほど行動が早く、例えば私たちと話しながら、関係企業に即メールや電話をしてくれます。その場でどんどん話が進むので、いろいろな問題があっという間に解決していきました。

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現在もごみ拾いは毎月活動しています。菅原市長とも何度かお会いして、環境活動をしている企業の方とお会いしたり、市のみどり公園課の方や環境課の方とお話して、何か問題点があればいつでも相談できるようになりました。また、企業とE.E.B.のコラボイベントをいくつか計画していて、2023年1月22日にはE.E.B.の運営で、子供から大人まで楽しめる、ごみ拾いと自然探しのゲームを行うイベントを企画中です。これは、菅原市長からの提案で市の取り組みである公園の社会実験として、私達が中心にイベントを開催するので、小学生最後のチャレンジだと思って頑張っています。

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3月には企業さんの主催するイベントにごみ拾い部の高校生や大学生の方がいらっしゃるそうなので、私達もそのイベントに参加して、今後私達の活動をできるだけ長く続けていくためにどうすればいいのか、先輩方にいろいろ教えてもらおうと思っています。

 

未来屋書店さんでの展示

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近所の未来屋書店さんは、小さい頃から良く通っていて、今では週3で通う本屋さんです。環境や生物にとても詳しい書店員さんがいるため、海洋インフォグラフィックコンテストの相談にも乗ってもらいました。完成した作品を見せると「飾るよ!」と言ってくれていましたが、昨年はなんとなく遠慮してしまいました。

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しかし、今年は特別賞を取れたのと、同じ埼玉在住でコンテストにノミネートされた波多江さんとも仲良くなったので「昨年の作品や波多江さんの作品もまとめて全て飾ってもらえませんか?」と、お願いしたところ快諾してくれました。環境問題やSDGs、魚や海の生物等の本でコーナーを作ってくださり、その上部に作品を展示。とても素敵な展示に感動しました。

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また、レポートを作る際、アンケート協力していただいたTAEKO SKIN CAREさんも、エシカルイベントや、日本最大の環境総合展「エコプロ2022」へ商品展示する際、私のコンテスト作品も一緒に展示してくださいました。多くの人に見てもらい、多くの人に海の問題を伝えられたと感じ、とても嬉しかったです。

 

今後やっていきたいこと

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ごみ拾いサークルを中学生になっても続けていけるよう努力することを前提に、定期的なイベントを計画してみたいです。そして、行動範囲を広げて、いろんな地方の海や川でごみ拾いイベントや活動しているボランティア団体の皆さんと一緒にごみ拾い活動をしたいです。それから、活動の内容をYouTubeやTikTokなどで配信して、若い人たちでも海洋問題に興味を持ってもらえるようにしていきたいです。

 

将来の夢

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私は物語を作ること、絵を描くことがとても好きなので、将来は絵本作家になりたいです。神保町にブックハウスカフェという、こどもの本専門の本屋カフェがあり、小さな頃から毎月3回程度通い続けています。絵本の中でも特に好きな「もったいないばあさん」の作者、真珠まりこさんのイベントも何度かあり、真珠さんにはとても影響を受けています。真珠さんは地球で起きている問題と私たちとのつながりを伝える展示会を開催されていて、絵本作家としての真珠さんは勿論、真珠さん自身に憧れを持っているからです。イベントに通っているうちに私のことを覚えてくださり、今では私の活動を見守ってくれる有難い存在ともなりました。真珠まりこさんが、私に影響を与えてくれたように、私も、小さい子どもが海を好きになってくれるような絵本を描けるといいなと思っています。

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海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深めていく「海のキッズサポーター」。今回取材をした、かのいさんも、海のミライをしっかり考えてくれていました。 海の環境問題に興味を持つだけでなく、自分が出来ることを積極的に考え、実行していくかのいさん。周りのお友達、市長さん、企業の人々をも巻き込んでいく彼女の行動力は本当にパワフルで輝いていました。これからの活動も楽しみです。海と日本プロジェクトでも美しい海を守るべくさまざまな活動を行なっていきます。海のキッズサポーターの皆さんとも力を合わせて色々な取り組みをしていきたいと思いますので、皆様も是非共有していってください。活動情報はSNSでお知らせしています!

海プロ東京Twitter: https://twitter.com/umiprotokyo

 

海のキッズサポーター

ニックネーム:かのい

a 埼玉県戸田市
小学6年生

海洋インフォグラフィックコンテストをきっかけに、ごみ拾いサークルを立ち上げた小学6年生の女の子。市長さんや企業さんを巻き込んでイベント企画にもチャレンジ中です!将来の夢は、小さな子どもが海を好きになってくれるような絵本を描く絵本作家さん。

海のキッズサポーター公式ページ

 

 

 

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