2024年11月23日(土)放送
「私にとって海とは“可能性の宝庫”です。」と、教えてくれたのは、東京海洋大学 大学院生の守谷奈津子さん。
山形県、東京海洋大学大泉ステーション。ここで今注目の研究が行われていました。
「キングサーモンの生殖細胞をニジマスの赤ちゃんに移植しています。」と、守谷さん。
精子や卵の元となる生殖幹細胞を使って、
移植されたお魚に移植したドナー由来の精子や卵を作らせることによって、その赤ちゃんを作るという技術なのだそう。
この技術は、代理親魚技法と呼ばれ、通常は4年から6年かかるキングサーモンの繁殖が、守谷さんの研究によってわずか半年で可能となりました。
その業績は、国際シンポジウムで賞を受けるほど高い評価を得ています。
「美味しい養殖魚を品種改良によって作る必要があります。しかしながら、新しい品種を作るまでに30年もかかってしまいます。
そこで飛躍的に加速させるような技術を開発しようということで、私達の研究室では、代理親魚技法という技術に注目しました。」と、守谷さん。
何世代にも渡って交配させる品種改良にとって繁殖の期間が短くなるのは、とても重要です。
守屋さんはこれからも生命が持つ可能性を探求し続けます!
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次回のみんなのあおいろは…
youtubeにてアーカイブも配信中!(放送後約2〜3週間程度でリリースされます)