番組情報
2024.03.21

みんなのあおいろ・30分スペシャル!海洋インフォグラフィックコンテスト ネクストステージ篇 〜WEBまとめ前編〜

みんなのあおいろ30分スペシャル!
2024年3月20日(水・祝)放送

海洋インフォグラフィックコンテスト
ネクストステージ篇 〜WEBまとめ前編〜

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ずらりと並んだ海にまつわる魅力や問題点などをテーマに文字やイラストで分かりやすくまとめたインフォグラフィック。

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これらの作品、原案は小学生が考え、御茶の水美術専門学校の学生が仕上げている、海洋インフォグラフィックコンテストの作品です。

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2023年8月。日本財団が主催する“海と日本プロジェクト”の一環でこのコンテストが開催され、ノミネートされた20作品の中から、7つの賞が選ばれました。

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すごいのは作品の完成度だけでなく、大人顔負けの知識と行動力をもつ子どもたち!作品作りを通して、更なる成長を遂げ、大人たちも巻き込んで、新たな舞台へ羽ばたいています!今回はそんな彼らのネクストステージをご紹介します。

 

石野立翔くんのネクストステージ

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最優秀賞に選ばれたのは、「サメ食文化を守りたい 〜利用するサメと守るサメを区別しよう〜」石野立翔くんと中山慎吾さんの作品です。サメを愛するからこそ、利用と保護の両面を訴えたとても意義深い作品でした。

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原案を作った立翔くんは、サメ研究に注ぐ情熱が桁違い!漁港に通ってフィールドワークをしたり、大きなサメを解剖するなど、小学生ながらすでに研究者の領域です!

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そんな立翔くんのネクストステージとは?
やってきたのはサメサメ会議。日本中のサメ好きが集まり、サメに関する講演や展示などでサメの魅力を子どもたちへ伝えるイベントです。

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その中に立翔くんが今年の研究をまとめた展示がありました。研究テーマは「ヒレのウロコでサメの種類を識別すること」。そのために20種類以上のサメを調べて、ウロコの特徴から判別する方法を導き出しました。

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でも、どうしてヒレだけでサメの種類を見分けたいのでしょうか?それは、インフォグラフィックにも描かれていた「利用するサメをきちんと区別し、サメ食文化を守りたい」という、立翔くんの夢がありました。

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「ヨシキリザメは「3本筋の特徴的な形・皮膚との隙間・色」で同定可能です。他の大型サメと比較すると、ヨシキリザメの楯鱗は体から浮いていて隙間が大きいのも特徴です。」と、特徴を発表した立翔くん。確かに、これなら守るべきサメと利用できるサメが区別が出来ます!

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しかも、このサメの識別方法、より多くに人に使ってもらうために特許出願中なのだそう!「漁師さんであれば、サメのヒレを触っただけでも種類がわかるのですが、一般の人では難しい。そこでAIカメラをピッとかざせば、識別できるようになって欲しいんです。そしてサメがこんな問題を抱えている、という事を考えてもらうのが目標です!」と、立翔くん。

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大先輩であるサメ博士、東海大学海洋学部客員教授の田中さんからも「『こうでしたよ』だけでなく、その先がある。とても良い研究だと思います。これからも頑張ってください!」と、激励を頂きました。次はどんなテーマで研究を深めて行くのか期待しています!

 

藤田桜さんのネクストステージ

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子どもたちの研究とアイデア・そしてその熱意は、コンテストに協賛する企業も動かしました!まずは、「巨大化するゴミの島「GPGP」から私たちの海と生き物を守ろう」藤田桜さんと若林奈那さんの作品に賞を贈ったビズリーチ。

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深刻な海ごみ問題を訴えた作品に、転職サービスを提供する企業がどのようなインスピレーションを受けたのでしょうか?

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「ビズリーチではみらい投資プロジェクトという名前で、SDGsを目指してサステナビリティプログラムを展開しています。そこでプラスチック製で変えられるものを変えてみようと、クリアファイルを紙のファイルにしました。」と、ビズリーチの加瀬澤さん。

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紙ファイルには藤田桜さんの作った海ごみ問題のインフォグラフィックが印刷されています。

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このファイルを自宅やご家庭に持って帰ってもらうことで、同僚やお子さんと海の課題を話してもらい、環境問題を知る機会を作る、ということを目的にしているそうです。これならたくさんの人たちに届きますね。

 

小栗和馬くんのネクストステージ

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続いては、「ある日「海の水、全部抜いたら」どうなった!?」小栗和馬くんと降矢碧海さんの作品。海の水を抜いた時の良いことと悪いことを比べるという、ユニークな発想の作品でした。それを、サンシャイン水族館がアレンジすると…

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なんと、トイレットペーパーに大変身!このペーパーを使うたびに、海の素晴らしさや大切さを思い出してほしいという願いを込めて制作されました。

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原料にはリサイクルペーパーを使用し環境への配慮も万全!水族館の売店でも販売され、多くの方が手にとってくれました。

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さらに!和馬くんは、海のことをもっと多くの人に伝えていきたいと、海の学習でよく訪れている藤前干潟活動センターへこのトイレットペーパーを寄贈。センターを訪れる人にトイレで使ってもらえるうようにしました。

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その想いを受け取った藤前干潟活動センターは、トイレで使うだけでなく、トイレットペーパーとインフォグラフィックの展示をしてくれました。これならたくさんの人に、和馬くんの思いが伝わりますね。

続いては、空の玄関や、海のど真ん中での展示や、深海魚を子ども食堂で振る舞うネクストステージをご紹介!WEBまとめ後編でご覧ください!!
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海洋インフォグラフィックコンテスト ネクストステージ篇 〜WEBまとめ後編〜

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