番組情報
2023.11.27

みんなのあおいろ・30分スペシャル!2023海洋インフォグラフィックコンテスト篇 〜WEBまとめ後編〜

みんなのあおいろ30分スペシャル!
2023年11月25日(土)放送

2023海洋インフォグラフィックコンテスト篇 〜WEBまとめ後編〜

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小学生と美術専門学生が海にまつわる情報をわかりやすく表現した「海洋インフォグラフィックコンテスト」。WEBまとめ後編では審査員を務めた各賞をご紹介します。作品のクオリティはもちろん、アイディア満載のプレゼンにも大注目です。

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まずは「ある日「海の水、全部抜いたら」どうだった!?」海の水を抜くという独自の視点から生まれたこの作品。生態観察や清掃活動など、フィールドワークを通して、和馬くんが感じた「海の水を抜けば、見えない場所のことがもっとわかるかも!」というアイディアを形にした作品です。

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「この作品を見たたくさんの人に、海がある地球とない地球を見比べてほしいです。そして、僕のようにわくわくしたり、海の大切さに気づいてくれたらいいなと思います。」と、和馬くん。

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アイディアと技術の見事な融合に「生物視点だけでなく環境視点だけでなく、また人間の生活も関わるところ全てに想像つくところまで連れてってくれたなと思いました。また、水族館の表現としてもとても勉強になりました。」と、サンシャイン水族館の丸山館長。サンシャイン水族館賞が贈られました。

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続いては、普段なかなか目にすることのない船を題材にした「海洋気象観測船がつなぐ海と私たちの暮らし」。

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「海水温や二酸化炭素濃度、水蒸気の観測をしたり、化学物質や浮遊プラスチックなどの海洋汚染の観測もします。この船が海からも空からも情報を集めてくれる凌風丸です。」と、夢乃さん。「このポスターをぱっと見たときに、情報はしっかり入っていても難しくないような印象にした方がいいなと思いました。」と、制作を担当した矢野さん。

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お互いを高め合い完成したこの作品が見事羽田未来総合研究所賞を獲得。「このプロジェクトからすると、割と今までにない側面から切り込んでおり、また、今重要な社会課題、環境問題等をテーマにされたこと、素晴らしかったと思います。」と、羽田未来総合研究所の大西社長から拍手をいただきました。

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遠い海で起こっている深刻な環境問題を取り上げてくれたのは、「巨大化するゴミの島「GPGP」から私たちの海と生き物を守ろう」。

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「海に漏れ出すプラスチックごみの量は、毎年約480〜1270万トン。その一部はアメリカの方まで流され、辿り着くのが、世界最大のごみの溜まり場GPGP、グレート・パシフィック・ガベージ・パッチです。海の生き物を守るために、私達にできることはリデュース、リユース、リサイクルです。」と、桜さん。生き物や地球を守るために、全ての人がこのポスターを見て、自分の問題だと感じてほしいといと、訴えました。

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イルカを通して訴える環境への真剣な想いが見事ビズリーチ賞を射止めました。「イルカがすごく印象的だったので、いろんな方の目にも留めて頂きやすいのではないか。というところも選んだポイントでした。」と、ビズリーチの伊藤さん。

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古野電気賞は、「「未利用魚」が未来をつくる!「チーム鹿児島」から「チームJAPAN」への挑戦!!」。

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奏大くんは地元鹿児島で深海魚に関するイベントに参加したことから未利用魚に興味を持ち、研究を重ねてきました。自分で体感した深海魚の美味しさを伝えるために作成したのがこのインフォグラフィックだったんです。そして、他県との交流をしたら効果がもっと大きくなると思っているそう。

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「水産資源を生かしていく中で、捨ててしまう魚をいかに活用していくか。一緒に考えていきたいな、という気持ちにさせてくれた作品でした。」と、古野電気の矮松さん。

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イトーヨーカドー賞は小学生らしい素朴な疑問を探求した「海のないぼくの街 魚はこうしてやってくる!」

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「僕の住む長野県には海がないので、どうやって魚が僕のところに来るのか知りたくて今回このテーマに決めました。」と、秀真くん。秀真くんは魚を見るのも食べるのも大好きな小学2年生。作品作りのためにスーパーマーケットへ取材に行って現場の声を聞き、フードロス問題や削減のヒントも知ったそう。

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「どうやって魚がやってくるのか素直に突き詰めて研究し、力を合わせて魚を無駄にしない、自分たちで何ができるんだろうって考えてくれたことが、感動しました。」と、イトーヨーカドーの小山さん。食材としての魚と自分の繋がりという身近なテーマに、スーパーマーケットのイトーヨーカドーが大きな共感を持ってくれました。

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そして最優秀賞に輝いたのは「サメ食文化を守りたい 〜利用するサメと守るサメを区別しよう〜」

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プレゼンではサメの胸びれなども見せてくれました。「フカヒレスープが作れます。これはサメ産業の8割を占め、十分な生息数のヨシキリザメ。そしてこちらは絶滅が危惧されるドタブカ、クロヘリメジロザメ、カマストガリザメです。」

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「十分な数がいるのに、絶滅扱いはなんだかおかしい。利用するサメをきちんと区別し、サメ食文化を守りたい。そんな僕の夢をこのポスターに込めました。」と、立翔くん。

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立翔くんのこれまでの研究もすごいものでした。サメを研究するサークルに入会し、サメの置かれている現状をじかに目撃。

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自ら大きなサメを解剖し調べ上げてきました。小学生とは思えない行動力と探究心を1枚のインフォグラフィックに込めたのです。

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その思いを、パートナーの中山さんが全力で受け止めてくれました。「背景を実際の海のような色合いにし、上の方がポジティブな内容。下がっていくにつれて環境問題とか守るべきサメなどネガティブな題材を配置して悪くなっている様子が一目でわかるようにしました。」と中山さん。

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「サメの利用方法を一番知ってほしいというところから一番上に大きく配置されてるんでしょうか?」というインフォグラフィックデザイナー岩本さんの質問には「一番何を見せたいかをまず聞いて、その中で一番がサメの利用だったので、その一番見せたいものを一番大きく一番上にレイアウトをしました。」と答えていました。

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そんな研究テーマとデザイン力どちらもが高く評価され、満場一致で最優秀賞に選出。「食文化とサメという答えの無い問題に対して、一生懸命諦めずに考え続けたということに、すごく価値があると思います。」と、日本財団の海野常務。

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小学生の探究心と、美術専門学校の学生が持つ表現力、その二つが融合することで生まれた化学変化、それが海洋インフォグラフィックです。

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賞を取ることが出来なかった作品もどれも本当に素晴らしかったです。

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30分に入りきらなかったプレゼンテーションの様子は、YouTubeでもコンテストフルバージョンで公開中。

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子どもたちの海を大切にする想い、そしてキャンバスに込めたその情熱が作品を目にした人に伝わり、よりよい未来の海を作っていくことでしょう。

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ぜひコンテスト公式ホームページや、YouTube動画もご覧だください!

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海洋インフォグラフィック2023コンテスト篇 〜WEBまとめ前編〜

コンテスト公式ホームページ(過去作品もご覧いただけます!)

コンテストプレゼンYouTube(ノーカット版)

みんなのあおいろ30分スペシャル <COMING SOON!>

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