2023年11月5日(日)放送

「僕が伝えたい海への思いは、甲殻類への飽くなき探究心です。」と、教えてくれたのはマリンチャレンジプログラムで優秀賞を獲った藤山慶人さんです。

海・水産分野・水環境に関わる研究に挑戦する中高生を支援する取り組み「マリンチャレンジプログラム」。

このプログラムの優秀賞に輝いたのは高校3年生の藤山慶人さんでした。

藤山さんの研究は「カルシウムがザリガニに与える影響」。

「中学1年生のときにザリガニに胃石というものを見つけ、その胃石がそのカルシウムで形成されていることを知りました。

ザリガニにカルシウムを多く与えたら、胃石が大きくなるのではないか?と考え、そのザリガニにそのカルシウムの多い餌を与えたら、そのザリガニ胃石が大きくなりました。」と、藤山さん。

そしてザリガニはカルシウムの多い餌を求めているのでは無いか?と考え、Y字のコースを作り、左右にそれぞれカルシウム含有量の異なる餌を置いて、どちらの餌を選択するのか実験。すると、ザリガニはカルシウムの多い餌に寄ることが分かったのだそう。

この実験を成功させるまでには足かけ2年。Y字コースに5回もの改良を加えたほどの研究熱です。

「試行錯誤しながら実験を進めていく過程で、試行錯誤する姿勢が身につきました。」と、藤山さん。

藤山さんの試行錯誤は、成長するために繰り返し行われる甲殻類の脱皮とよく似ていますね。
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次週のみんなのあおいろは!