2023年10月29日(日)放送
「私が伝えたい海への思いは、海と人の暮らしの繋がりです。」と、教えてくれたのは、すみだ水族館 展示飼育チーム長の柿崎智広さん。
すみだ水族館では“オガサワラベース”と題した新しい展示スペースがお披露目となりました。
こちらでは、ウミガメの赤ちゃんと小笠原の浅い海で暮らす魚たちを一緒に飼育しているそう。
「都心では一番の自然になかなか行けない方が集まって、小笠原諸島に近づける、繋がれる場所として、小笠原を紹介していきたいな、と思っています。」と、柿崎さん。
小笠原諸島へは船でしか行けず、片道24時間もかかるほど離れています。
だからこそ手つかずの自然が残されているわけですが、そこに暮らすのは魚だけではありません。
「世界自然遺産の島にも人の暮らしがありますので、暮らしがあってそういった方々が環境を守っているみたいな活動も紹介できればと考え、小笠原村の方々と協力して、ウミガメの産卵場所の海ごみ回収活動を行いました。
回収したごみの一部をアップサイクルして他の製品に変え、販売して売れたお金を活動費に充てる循環の活動を今年からスタートしています。」と、柿崎さん。
水族館は生き物を通して、人と自然の繋がりを学べる場でもあるんですね。
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次週のみんなのあおいろは!