2223年9月10日(日)放送
「私が伝えたい海への思いは、食の未来です。」と、教えてくれてのは、Chefs for the Blueの代表理事佐々木ひろこさん。
今回、佐々木さんの取材で伺ったのは東京大学のキャンパス内に期間限定でオープンした“azure”。
この店は未利用魚を使用したメニューなどを提供するシーフードレストランです。
運営するのは、将来料理人を目指す者や、水産について学ぶ、選ばれし若き作り手たち。
彼らは THE BLUE CAMPというプロジェクトのもと、3ヶ月にわたり、日本の漁業や海の問題を学ぶフィールドワークを実施。
トップシェフからは、レストラン経営のノウハウやレシピ開発を教わり、その集大成として、ポップアップレストランを営業しました。
佐々木さんはこちらの企画を運営を行っています。
「水産資源は本当に厳しい状況にあると思います。しかしその現実に、若い人たちは恐らく気づいていないと思うんです。
そこで、THE BLUE CAMPでは、若者たちに課題意識を持ってもらったり、その先のアクションに繋がってもらえるように、学生を起用しています。」と、佐々木さん。
島国だからこそ、海と食は切り離せない関係だと言います。
「日本の食文化は、海の恵みに完全に寄りかかっており、海の恵みがなくては存在し得ないものです。海の恵みがなくなってしまえば、それと同時に食文化も消えてしまいます。
私達が持ってるこの豊かな食文化を、子どもの世代・孫の世代もその先もずっと繋いでいきたいなと思います。」と、佐々木さん。
佐々木さんと若者たちの取り組みは、海と食の未来を繋いでいます。
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次週のみんなのあおいろは!