壇上で大人顔負けのプレゼンを披露する子供たち。発表しているのは、海の生き物や環境問題など様々。
彼らは海と日本プロジェクトがきれいな海を未来に繋げる人材として日本各地の小中学生を対象に募集した海のキッズサポーターたち。そんなキッズが自分で研究した成果を発表するプレゼン大会が東京で開催されました。
海と日本プロジェクトでは、海に関心を持ち、積極的な活動をしている子供たちに様々な経験の場を提供し、より高いレベルで海について考えてもらうために「熱源プロジェクト」を発足。このプロジェクトの一環で行われたのが今回の熱源プロジェクト海のキッズサポーター。全国プレゼン大会なんです。
審査員には海と日本プロジェクト代表者、海洋研究や教育の専門家、そして芸人さんまでバラエティーに富んだ顔ぶれ。
北海道に住む佐々木凱吏くんは、故郷を代表する魚「鮭」について、様々なフィールドワークを行い、その成果をまとめてくれました。
千葉県から参加の石野立翔くんは天然魚と養殖魚の違いを写真とイラストを注いで発表。BGMはなんと自分で作曲して演奏したピアノの曲でした。
東京都から兄弟で参加してくれた住吉拓巳くんと眞人くん。「海に興味がない人でも見てくれるように」という想いから、海の写真にメッセージを添えた日めくりカレンダーを制作。
このカレンダーは動画で作っていますが、CCFと書かれた特別な紙で作ったタイプもあるんです。
CCFとはサーキュラーコットンファクトリーの略称で、着れなくなった服を使って紙を作る団体。自分たちの廃棄衣服で草履や風呂敷を作ってた住吉兄弟が自ら見つけオファー。CCFが住吉兄弟の気持ちに応えて実現しました。現在は更なる知識を広げたいと綿花を種から育てているそう。
2人が普段どんなことをしているのか、毎月行っているという活動にもお邪魔させてもらいました。やってきたのは葛飾区水本公園。ここで生物観察や環境保全に取り組むキッズボランティア「かわせみキングス」の活動に参加しているのだそう。
この日は清掃活動。1時間ほどでプラスチックをはじめとする沢山のゴミが取れ、海ごみに対するのレクチャーも行われました。経験を通して環境や生き物のことを知っているからあんなに素敵な日めくりカレンダーが作れたんですね。
環境対策にとって大切なのは、まずよく知ること。そして知ったことをたくさんの人に伝えて、大きな力に変えること。住吉兄弟のプレゼンには、海の素晴らしさだけでなく、海野の環境と未来の地球を守っていくための熱いメッセージが刻まれていました。
続いての発表は東京都の鈴木絵里香さん。世界中で問題になっている海洋プラスチックについて真剣に訴えてくれました。
カニが大好きという大角一尋くん、涼斗くんは、その名も「あいおいカニカニブラザーズ」。
「カニの嫌いな食べ物を探す実験をしたり、カニに利き手はあるのか。どうやって巣穴を作っているのかなど気になったことを徹底解明。春夏秋冬、朝昼晩、カニざんまいな活動を送っています!」と、まるで漫才のように笑いを交えた楽しいプレゼンでした。
日本最大の湖、琵琶湖のある滋賀県に住む黒川瑠衣くんは、琵琶湖に住む魚について調べて発表くれました。
大好きなハスという魚についても熱弁。審査員のさかな芸人ハットリさんと盛り上がっていました。
キビナゴくんに変身して楽しいストーリーで魚の魅力を教えてくれたのは、小学6年生の中村大胡くん。
地元鹿児島の名産、キビナゴのCBの後に延伸して楽しいストーリーで魚の魅力を教えてくれました。
大胡くんは2020年に開催された小さかなクンコンクールでグランプリを獲得したおさかな少年。「海あそび」も大好きで、網を仕掛けたり、シュノーケリングで生き物観察をしたりしているそう。
また、大好きな海だからこそ「ごみ」にも目が向き、清掃活動を行ったり、積極的にイベント参加しているそう。
将来の夢はマイクロプラスチックをなくす海洋学者とのこと。これからのプラスチック問題解決で活躍することを楽しみに待ってます。
子供たちの海に対する熱い思いが込められたプレゼン大会、どれも素晴らしい発表ばかりでした。概要生物や地球環境技術を選んだテーマに共通するのは大好きな海を守っていきたいという強い思い。これからも大好きな海のために元気を深めていってくださいね。
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次回のみんなのあおいろは・・・
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