2023年8月、第3回となる海洋インフォグラフィックコンテストが行われました。このコンテストは、海に関する研究レポートを小学生から募集。ノミネート作品を美術学生さんと一緒にインフォグラフィックポスターに作り上げ、プレゼンテーションを行います。海に対する子どもたちの想いは、大人顔負け。海の大切さや海の問題を、環境・生き物・食・漁業・船等、幅広い視点から訴えてくれます。
そしてこのコンテストは表彰が終了ではありません。その後、全国各地で作品展示を行ったり、商品化したりと、子どもたちの想いと海のことを多くの人たちに伝え広げていきます。
コンテスト終了後の9月。羽田空港第二ターミナル5階展望デッキ前での全作品展示されました。空港を訪れる多くの人たちが足を止めて作品を見てくれる空港展示。日本人のみならず海外の方々も立ち止まります。日本語が読めない海外の方でもインフォグラフィックなら伝わりますね。
作品を作った小学生たちも、ご家族やご友人と足を運び、SNSにも投稿してくれました。自分たちの作品が沢山の人たちに見てもらえる喜びは大きいです!
11月には、兵庫県にある古野電気の本社ロビーに全作品展示!魚群探知機や船舶レーダー等を取扱う船舶用電子機器総合メーカーだけあり、来訪者は海に携わる方が殆ど。そういった方々に子ども達の想いを伝えてくれました。
古野電気さんの計らいで、兵庫県西宮市にある百貨店、西宮阪急にも全作品展示。デパートを訪れる多くのお客様に海の大切さを伝えてもらいました。
デザイン協力をしてくれた御茶の水美術専門学校は、1階の総合受付内に全作品と商品化されたトイレットペーパーを展示。通りに面したガラス張りのホールなので、ショーウィンドーのように通行者の目に留まりやすく、沢山の人の目に触れました。
2024年3月9日からは、東京湾に浮かぶ東京アクアラインのパーキングエリア海ほたるの4F ノースキャビン内イベントスペースに全作品が展示されます。ドライブ休憩で訪れた人たちに海の問題を伝えてくれるのが楽しみです。
羽田未来総合研究所賞を受賞した「海洋気象観測船がつなぐ海と私たちの暮らし」。羽田空港第2ターミナル1Fのカフェスペース“和蔵場~WAKURABA~”に大きく展示されました。立ち寄る人、寛ぐ人など沢山の方々がじっくり読んでくれていました。
サンシャイン水族館賞を受賞した「ある日「海の水、全部抜いたら」どうなった!?」が、トイレットペーパーに商品化。サンシャイン水族館内のショップ「アクアポケット」で販売されました。
また、受賞した小栗くんが、このトイレットペーパーを愛知県名古屋市港区にある「藤前干潟活動センター」に寄付。「藤前干潟活動センター」をはじめ「稲永ビジターセンター」や「名古屋市環境学習センター・エコパルなごや」などに配布されました。施設内のトイレで使ってももらうことで、来館者へ海の学びを繋げます。海プロ愛知さんが取材してくれましたのでぜひご覧ください。
→小学4年生の自由研究がトイレットペーパーに! 「藤前干潟活動センター」など合計105個を寄贈
ビズリーチ賞を受賞した「巨大化するゴミの島「GPGP」から 私たちの海と生きものを守ろう!」が、紙製クリアファイルになりました。ビズリーチさんが展示会配布や営業資料ファイルとして活用し、幅広い人達に海の問題を伝えます。(非売品)
古野電気賞を受賞した「「未利用魚」が未来をつくる!「チーム鹿児島」から「チームJAPAN」への挑戦!!」も、現在クリアファイルへの商品化を進行中。古野電気さんのイベントなどで配布し、多くの人に未利用魚問題を伝えてもらいます。(非売品)
古野電気賞を受賞した今西くんと、古野電気さんが、鹿児島の”うんまか深海魚”をこども食堂へ提供するという大プロジェクトを実施しました。これは今西くんがコンテストで「発表がゴールではありません。”うんまか深海魚”を発信して、魅力を色んな人に届けたい。そして海に興味を持ついろんな人と友達になって、日本の海をワクワクさせる取り組みを始めたい!」と、発表した言葉から生まれたもの。古野電気さんが今西くんの想いに応えたい!と立ち上がってくれたのです。どんなプロジェクトになったのかは、古野電気さんがnoteにまとめてくれていますので是非読んでください!
→1枚の絵から生まれた”繋がり” – 鹿児島の”うんまか深海魚”を日本の子どもたちに届けたい –
子育て世代のパパ・ママを対象とした、佐鳴予備校出版の子育て情報誌に「探究学習」のまとめかたの例として、「ある日「海の水、全部抜いたら」どうなった!?」と、「海のないぼくの街 魚はこうしてやってくる!」が、掲載されました。海のことを伝えつつ、学びのお手本として紹介されて素晴らしいですね。 →キッズジャーナル2023年12月号
2023年11月。BSテレ東「みんなのあおいろ」30分スペシャル放送として、コンテストの様子やノミネート作品を紹介しました。youtubeにてアーカイブ配信も行っています。
→youtube【小学生と美術学生がコラボ】海洋インフォグラフィックコンテストで見せた創造力
2024年3月20日(祝・水)には、アウトプット篇を放送予定。BSテレ東「みんなのあおいろ」30分スペシャルとして、展示や商品化の紹介をしてきます。お楽しみに!!!
「今日もがんばれ!スーパーシップ 〜海をきれいにしてくれるえんの下の力もち〜」の制作者、波多江さんは、作品を埼玉県戸田市立図書館上戸田分館に展示してもらいました。環境に関係本も併せて陳列され、素敵な図書館です!実は2022年度の作品も展示してくれているんです。波多江さんの行動力に拍手。
「カーボンニュートラルポートで日本の未来を切り拓け!」の制作者、瀬之上さんは2022年のコンテストから2年連続でブルーカーボンの自由研究でノミネート。コンテストをきっかけに小学生ながら、様々なワークショップ等でブルーカーボンの大切さ、海の大切さを、伝えてくれています!
ノミネートされた作品は、子どもたちの想いを載せたポスターとなって海の大切さ、海の問題を発信し続けてくれます。ポスター利用や展示等にご興味ある企業様・団体様・学校様はお気軽にご相談ください!条件を満たしてご活用いただける場合は無料でお貸し出し致します。(送料実費)
是非沢山の場所で子どもたちの海への想いが広がっていければと思います!!!
◆海洋インフォグラフィックコンテスト公式ページ: https://umipro.tokyo/